いろは

ブルー・マインドのいろはのレビュー・感想・評価

ブルー・マインド(2017年製作の映画)
3.5
観れば観るほど不思議な感覚に襲われるホラーファンタジー。母の飼育していた金魚を食べた翌日に初潮を迎えた主人公のミア。その思春期真っ只中のミアの身体が人間から少しずつ魚へと変化していくストーリー。
不良グループに仲間入りして学校生活を普通に謳歌しているシーン(まあドラッグやら酒やらタバコやらすごくて普通と言っていいかわからないけど)と、だんだんと身体が得体の知れないものへと変化していくシーンの対比がすごい。日常と非日常、普通と異常のコントラストの描き方が良い。
個人的にラストは切なかった。他に選択肢はなかったのかな。足に異変が現れた時点で何か手を打っていれば、、、うーん。

伏線は結構そのまま放置されているので、ミアの両親が本当に血が繋がっているのかとか、どうしてミアの身体がそのように変化してしまったのかとか(金魚がトリガーなのはなぜ?)、そういう運命を背負って生まれた子だったのかとか、わりと謎がいっぱい。

うーん、とすこしモヤモヤ感の残るファンタジー映画でした。
いろは

いろは