発想自体は突拍子もなく、敢えて厳しい言い方をすると幼稚なんだけど、脚本、演者の画力の強さと、美術や色彩の使い分けの妙で、この幼稚な発想をハイクオリティな映画に昇華させていると思いました。
ただその発想も、幼稚だと思う反面
初潮を迎え、身体的にも、精神的にも変化を
迎える1人の女性が、直感的に感じた事なんだろーなとも思いました。
(感覚的には、昨日見たドラマチックな夢を
そのまま具現化して映画にしてみました的な試みに近いかと)
だからこの設定にケチをつけたとしても
「私はこう感じたんだ」と言ってるかの様な
説得力を見て感じました。
それ故に「面白くない」、「理解できない」
と言う意見が散見されますがそれも仕方ないです。
ただ私はすごく気に入りました。
ヨーロッパ映画は他国の映画に比べて
アート性が高くて、観てるだけ惚れぼれしますね。
(個人的な意見)