ホラー…ではないけど、その少し不気味な世界観に不釣り合いなほどの美しい映像がもうめちゃくちゃに好きでした。
去年、予告編やポスター見てから、見たくて仕方なかったけれど映画館では見れず…やっと観れました！
評価が二極化してるので、ちょっとドキドキだったのですが、好みどストライクで大満足です。
思春期のミアが大人の女性になる時期を描いたものなのですが、その「疎外感」を示すため？にどんどんと「変態」していく様を写しとった映画です。
ラストまで「まさかね…まさかそんな展開にならないよね…」と思ってたのですが、そのまさか！笑
でも冒頭のシーンにばっちりと繋がっていて、もうどんだけ？な展開だったことも忘れて、映像美に見入ってしまいました。
ストーリーとしては、起承転結はあるもののかなりゆったりとしたスピードで流れていき、主人公ミアの心と身体(女性としても変態していく様にしても)の変化を少しずつ描いていくので、苦手な人はとことん苦手だと思います。ただ、この異様なストーリー展開に美しい映像を合わせて、不気味さを助長させるってやり方がまさにヨーロッパという感じで…凄く好きでした。
ストーリーが好きかといわれると、どうかな？という感じですが、ミアとジアンナの美しさに加えて、雰囲気が完全好みでした。
あと！主演女優の子が素晴らしいくらいに演じきってます。
衝動と葛藤したり、それに負けて衝動のままに食すシーン。さらに、居心地悪そうにその場にいる時の表情や、ちょっと強気な視線…もうどことっても上手い。好奇心の抑えられない思春期の少女を綺麗に、そして隙を見せながら上手い具合に演じていました。
彼女の出てる映画をたくさん観たいのに、まだ全然作品がないのが凄く残念です。他の出演陣も、美形揃いで…もっとこの映画に出てる人達を掘り下げたいなーと思いましたし、この映画の監督の作品もすごく掘り下げたいです。涙
