このレビューはネタバレを含みます
★4.4 シエラは小説家の父、事業で成功した美しい母を持っていたが、自身はぽっちゃり体系でも勉強はできる高校三年生。学校では負け組で他の生徒からは容姿のことでからかわれたりしたが、彼女自身は気にも留めていなかったし、ダンという友達もいたから何ともなかった。ある日、容姿端麗でチアリーダーのヴェロニカに悪口を言われたが、持ち前の頭の良さと機転で言い返す。ヴェロニカはある日ダイナーでジェイミーにナンパされる。自分の電話番号と言って渡したのはシエラの電話番号だった。その夜、ヴェロニカと思いメッセージを送るジェイミー。そんなことを知らないシエラ。しかしその相手からヴェロニカと間違えられていると気付く。しかし意気投合したシエラは次第にジェイミーの事が好きになり、本当の事を言い出せなくなり、自分の容易に初めてコンプレックスを抱くようになる。そんな時、ジェイミーからビデオチャットをしようと言われる。この関係が壊れることを危惧したシエラはヴェロニカに提案をする。ヴェロニカは大学生の彼氏スペンスがいるが頭が悪いとフラれてしまい、彼女に勉強を教える代わりにビデオチャットをジェイミーとしてほしいという物だった。何とかうまくビデオチャットを乗り切った2人は急速に仲良くなる。そしてジェイミーとヴェロニカはデートに行く約束をする。ヴェロニカにデートに行ってもらいシエラはメールで指示を出す。別れ際、ヴェロニカにキスをしようとするがシエラとと入れ替わり、ジェイミーとシエラがキスをすることになる。あるパーティーにヴェロニカはシエラを誘う。自分は負け組だから表立って2人でパーティーに行くことを気にしていたシエラだったが、ヴェロニカはそんなこと気にしていなかった。しかし、ヴェロニカの親友たちは白い目で2人を見る。初めてのパーティーではめをはずした翌日、シエラは親に外出禁止を言い渡される。学校に行くとヴェロニカがまたスペンスに振られたとシエラに泣きついてきて、しかもメッセージで昨日のキスの写真の添付付きでフラれたとのこと。ヴェロニカをはげますシエラ、しかしその一方で勉強には身が入らず、ダンをないがしろにしてしまう。数日後、学校でアメフトの大会が開かれ、ヴェロニカはチアリーダーとして、ジェイミーは敵チームの選手としてその場にいた。吹奏楽の応援団として参加するシエラはたまたまジェイミーがヴェロニカにキスするところを見てしまう。ヴェロニカに裏切られたと思ったシエラは、彼女がスペンスにフラれたメールをSNSで発信し、みんながそれを見ることとなる。それを茶化してアメフト上の電光掲示板にその画像を上げる生徒も現れ、それを見たジェイミーはヴェロニカが浮気していたと腹を立て、シエラとヴェロニカがそれを弁解しようとするも2人を拒絶する。そしてヴェロニカはメールをしていたのはシエラだと言ってしまう。ヴェロニカを裏切り、ジェイミーに嘘をついていたシエラ。ダンからも愛想をつかされ1人になる。反省し、ダンと仲直りするシエラ。詩の授業の課題を提出していなかったシエラは今の気持ちを歌にし提出、先生からは歌の提出は求めていなかったけど、これは素晴らしいもの、この作品を作り出す気持ちを与えてくれた人にはこの曲を聞かせるべきとシエラにいう。この音源をヴェロニカに送ったシエラ。黙ってこの曲を聞くヴェロニカ。プロム当日、シエラの家にジェイミーが来る。ジェイミーの家にヴェロニカが訪れ、今までの事をすべて説明してくれ、あの曲を聞いたと。そして自分の気持ちに気付いたとジェイミー。2人はキスをする。そしてヴェロニカとシエラは仲直りし、ダンもそれに加わる。
青春系、大好物。それにしても最初ジェイミーって冴えないやつの感じじゃなかった？いつの間にかイケイケアメフト選手。友達は完全に冴えないけど。でも弟思いだし、純朴な感じがいい。シエラたちがすれ違い始めるところはドキドキし、胸が締め付けられる。シエラが自分の容姿に自信が持てず、全部完璧な両親の陰に隠れながら生きていくという重荷を背負っていると告白した場面もジーンと。ハッピーエンドになるってわかっててもいいよね。歌の歌詞もよかった。
