クリーム

チャイルド・マリッジ 掠奪された花嫁のクリームのレビュー・感想・評価

3.6
アンジェリーナ・ジョリー製作、エチオピアに伝統文化として残る「誘拐婚」について描いた衝撃の実話。想像以上の酷い話なので、かなりの胸糞です。
エチオピアの田舎の村。14歳の女子中学生ヒルトが下校途中、男達に誘拐される。村に残る、結婚のために娘を誘拐するというふざけたシキタリによるものだった。軟禁され隙をみて逃げるヒルトだったが、事件が起きてしまい警察に逮捕される。女性弁護士のが、少女を救う為に村の男達、警察、司法と闘う話。この村には女性の人権は有りません。驚きと怒りしか残りませんでした。




ネタバレ↓




もう驚きと怒りの連続でした。
糞みたいな風習に言葉もありません。
拉致、監禁にレイプ、勝手に嫁にすると言われても…。それがシキタリだと?マジで、冒頭からショック。ヒルトは、隙を見て銃を奪い逃げ出すが追い詰められて男を撃ち殺してしまう。正当防衛だし、彼等の罪状は未成年誘拐罪に拉致監禁、暴行、強姦と多数。普通なら明らかに男達が悪い。
警察は捜査もせずに死刑だと決め付け、村の人達も男達の味方。
14歳なのに出生証明が無いから、外見と肉体的成長から医者が18歳だと言う。
村の話し合いが最悪で、被害者はあくまで亡くなった誘拐犯の強姦魔。ヒルトの父に被害者家族に多額の金を払えと言う💢。
何とかメアッツァのおかげでヒルトの裁判が行われ、無罪を勝ち取るが、メアッツァの恩師がいなければ、無理だったと思う。ヒルトは、その後、女性の人権を守る団体で働いているらしい。
こう言う最悪な状況は、知らない人が多く、映画として世界に発信し続ける事は、大事だと思う。
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