クリスラン

グリーンブックのクリスランのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.2
元々、黒人を差別し、軽蔑していたリップが黒人の下で働く事となる物語。
8週間という長い期間を共に過ごす事で相棒と呼べるまでの関係になったストーリー(実話)だけが心を暖かくさせてくれました。

今も昔も黒人差別があり続けている世の中に悲しくなりました。
作品が進めば進むほど心が痛くなりましたが、最後は感動で幕を閉じました。
他人事のようで他人事ではない。
人種差別には歴史的背景が関係するとは思うけど、そこまでする必要があるのかと、常日頃から思ってます。
一生終わる事のない、世の中の闇を感じながらレビュー書きました。

グリーンブックとは、アメリカ合衆国が人種隔離政策時代の1930年代から1960年代に、自転車で旅行するアフリカ系アメリカ人を対象として発行されたガイドブック。

なぜ、広大な土地を自転車で移動するのか?
答えは"黒人"だから。
黒人が故に車にガソリンを給油してもらえない。
黒人が故に宿泊所があるのに宿泊をさせてもらえない。
つまり、グリーンブックは、黒人が安心して旅が出来るよう、黒人の為の、黒人が作ったガイドブックである。