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グリーンブックのほのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

万人の心に染みる名作。

1960年舞台、被白人差別が色濃く残るアメリカ。天才ジャマイカ系ピアニストと、粗暴なイタリア系運転手がニューヨークから南部を巡るピアノツアーの8週間ロードムービー。

すごい俗的で日本コミック的に噛み砕くなら、お嬢様とギャルの話。
繊細と雑、天才と凡人、孤独と愛に囲まれてる、あらゆる意味で対比な二人が徐々に仲を深めていくのは素直に胸を打たれた。

トニーは最初差別主義なんだけど周囲の流れでそうしてるだけで特別思いのある差別じゃないんだよね、変な書き方だけど。
暴力はダメだ!って主張するより友達が目の前でブン殴られたら「暴力ってダメだな…」って思う様に、説教臭くないのがよかった。

ラストが良いね。クリスマスムービーとしても良い。途中の運転シーンも相まってケンタッキーが食べたくなった。
ほ