グリーンブックのugaのネタバレレビュー・内容・結末

物語に大きなアップダウンはないが、只只いい話やぁ....と思える良作だった。


貧乏で田舎育ちのでたらめばかりを言うトニー・リップ
大金持ちで紳士的な黒人プロピアニスト ドクター・シャーリー

ドクがピアノ演奏のツアードライバーとしてトニーを雇い、その道中で2人の関係性が深まっていく物語。(最強の2人とはまたちょっと違った感じ!)


最初は鼻が高くセレブなドクと 横柄で小汚いトニーは全くの正反対で、2人の関係性は良くはなかった。

各地でコンサートをしていく中で、ドクが黒人差別を受ける場面やゲイが発覚したりする。
問題が起こるごとにトニーは自慢のハッタリと腕っ節でドクを救う。
そんな差別社会の世の中でも おおらかで何にも差別をしないトニーの良さにドクは気づいていく。

「黒人でも白人でも男でもない私はなんなんだ！！」って叫んだシーンは あぁ...行きづらい世の中で本当に辛いな....と心の底から思った。

後半は徐々にふたりが仲良くなっていったのが嬉しかったし、黒人の酒場でみんなとセッションしたトニーの演奏は一番活き活きしていた。

最後の最後までやっぱりドクはどこでも差別を受けるが、差別する者に立ち向かうトニーはたくましかった。

ドクには幸せになって欲しいな。