黒人差別、ほんの60年くらい昔の話。
実話系の話は中々乗れないのですが、これはとてもよかった。
物語の展開に意外性はなく、なるべくして進むストーリーではあるが、ゴールが決まっていて旅をするお話ですからそういうものでしょうね。
こんな二人が旅をしたら、そんなトラブルあるよねって感じ。
手紙のシーンがとても素敵だった。
文通のシーンがある映画を観ると、遠距離恋愛だった昔の恋人に手紙を狭まれて、苦手だからやめとくと言ったのが悔やまれる。
トニーはグズグス言いながらちゃんとマメに書いてるんだよね。
ほっこり。
俺はクロのお前より黒だ、
俺は何者でもない
このやり取りが熱かった。
昔、部落差別について考えた時に、似たような事、考えた事もあったなぁ。
この映画みたいな黒人差別は流石に文明社会ではないだろうけど、差別や考え方、立場の違い、僻みや優越感、簡単に片付けられない問題を人間は抱えていると思います。
常に考え続けていたい。