おぽめ

グリーンブックのおぽめのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

はじめは黒人が使ったコップを捨てるなどしていたトニーだが、思ったよりもあっさりと気持ちを切り替え、与えられた仕事をこなしているところや、周りと一緒になって差別せず、やめろと言えるところが安心感があり良かった。黒人差別というテーマではあったが、トニーの存在により明るさがプラスされていたと感じる。

また、最近NHKの『映像の世紀』(strange fruit)でアメリカ南部の差別について見たところだったので、この作品と共に、差別というものについて考えるきっかけとなった。

同じ空間で寝食を共にしたくない、試着お断りなど小学生のいじめのようで、大の大人が大っぴらに行っていたことに驚くが…
私自身、自分が差別される可能性は頭にあっても、自分がする側になることは一ミリも考えたことがなかった。しかし、就活で一緒に面接を受けるメンバーの半数が外国人だったときに、心の中に小さなヘイトが生まれるのを感じた。(日本では新卒が大切なのを知っているのか。椅子取りゲームの貴重な席を奪わないで。自分の国で探してよ。といったふうに。)こうした小さな不満を、よく知らない、自分とは違う人間になすりつけることによって、差別は始まるのではないか。だからこそ、トニーやその家族とドクの様に、相手を知るきっかけがあれば、それが理不尽だと気付く。人を外見や国籍で決めつけず、個人として尊重する姿勢を忘れてはいけないと感じた。

…まとまらない😖
おぽめ

おぽめ