『この世は複雑だ。』
3/1 2D字幕
3/3 2D字幕
実在したトニー・バレロンガの息子ニック・バレロンガが、幼少期に父親から聞いたシャーリーとの思い出話を基にピーター・ファレリー監督が描いた作品です。作品のテーマは人種問題ですが、馴染みやすく決して重い気持ちにならずに、逆に心が軽くなり満たされる作風の為、普段はこういった作品は観ない方にもお薦め出来ます。
トニーとシャーリーの関係性や周囲を取り巻く環境などの社会風刺や尊厳を、軽快な音楽のリズムのようにユーモアたっぷりと綴られていく内容は気持ち良く観れます。お互いの心の距離が近くなっていく過程が微笑ましいく、フライドチキンや手紙のシーンはお気に入りですね。
これよくあるやつだ!と当たり前のように眼に映るかもしれないが、2人のピュアさを感じフライドチキンを食べずにいられない心地良い作品でした。