「寂しいときは自分から先手を打つんだ」
あぁ……良い映画だった……。
ものすごくウェルメイドな、万人におススメしたい(ってか劇場がほぼ満席だったのでおススメするまでもないですが)良い映画でした。
王道でストレートだけど繊細で丁寧で、
号泣!とかじゃなくて、しっかり面白くて笑えて楽しくて。
こういう映画がしっかり色んな人に観られてるのが嬉しいです(誰目線)
黒人差別を扱った他の作品との差異は、やはりドクター・シャーリーが、"肩書き上"は上流階級ってところですね。
他の奴隷としてこき使われる黒人たちとは違って、金持ちで広い豪邸に住んで、ピアノをひけばチヤホヤされて。
だから他の黒人からは白い目で見られ、
白人からの差別もガッツリ受ける。
居場所のない彼の孤独をグッと堪えて作られた姿勢の良さに哀しさが溢れてきました。
だからこそ、運転手トニーとの馬鹿みたいに笑う車内が愛おしいんですよね。
とにかく出てくる食べ物が、トニーの食べ方含め、汚くて美味そうので、空腹で観ると死にます。
あぁ!!ケンタッキー食べたい!!
誰の目にもわかりやすくて
誰が見ても面白い映画だと思います。
おススメです。
誰が見ても差別は良くない
そんなことわかってるのに、このような映画が作られる必要がある世の中。
やっぱり……
まだまだ根強く刷り込まれたものは中々消えませんね。