れおん

グリーンブックのれおんのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0
黒人ジャズピアニスト、ドクター・シャーリーとイタリア系白人のレイシスト、トニー・バレロンガの素敵な友情物語。泣けて、笑えて、温まる。この上ない極上の映像空間。

アカデミー賞受賞に異論なし。誰もが受け入れられる感動作品。包み込まれるような温かさ。日常生活で映画と関わりがない方、映画を好まない方にも素直にオススメできる一本。映画館に足を運んで、是非見ていただきたい。

心温まる作品の一つ「はじまりへの旅」にも出演している、ビゴ・モーテンセンと今大注目、第91回アカデミー賞助演男優賞受賞のマハーシャラ・アリのコンビ。二人が作り出した空間は映画の本質をつく、シンプルな友情。言葉で表せられないが、目に見える、信頼関係は美しい。

ストーリーも浅すぎず、濃すぎず。脚本も蛇足がなく、しっかりと作り込まれているのが伝わってくる。文句なし。

人種差別やLGBTという難題なテーマにおいて、多種多様な映画が増えている中、これほどまで全世界に受け入れられる作品は『グリーンブック』の他にないであろう。完璧。素直にこの作品を受け取って欲しい…
れおん

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