アカデミー賞作品賞おめでとうございます。
配給は去年僕がインターンしていたギャガさんでございますが、万引き家族といい、最近調子が良いですな!!!
この監督【メリーに首ったけ】など話題のコメディ作品も手がけていますが、今作は実話を基にしていることもあっていつもとは少しテイストが異なっていた印象。
主人公で運転手のトニーはイタリア系アメリカ人で差別主義者のため、汚い言葉をたくさん使ってたイメージなのですが、なんと劇中のFワードは2つしかなかったんです🤔!!!
アメリカ映画協会はこの映画を製作するにあたってFワードは2つまでと指定したそうですが、Nワード(人種差別表現)に対しては無制限。
そのため、監督は実際に当時起きていた差別を忠実に描くことができ、アカデミーを引き寄せたのでしょうね😊
正直鑑賞中は非常に胸が痛くなるシーンも多かったです。
ドクターが雨なの中車を飛び出し語るシーンは、それまで差別を我慢していた人間の渾身の訴えで思わず涙がこぼれそうになりました。
でも、これはコメディ映画!楽しそうな旅の様子や主人公がユニークな手紙を書くシーンなど、"笑いと痛み"のバランスが絶妙でした😆!