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グリーンブックのswansongのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.1
皆さま、 明けましておめでとうございます♪
2020年が皆さまにとって健やかで幸多き一年でありますように。

さて、 2020年初めての映画は「グリーンブック」。

「ピアノの上にグラスが乗っかってる」タイプの音楽に日ごろどっぷり浸っちゃってるわが耳には、 ドン・シャーリーの奏でる調べは少々偏差値が高すぎるし、 マハーシャラ・アリという俳優に今まであまり面白みを感じたことがないし…

そんなちっぽけな不安は序盤で吹き飛んでしまいましたよ。

"Don't call him nigger."

アフリカン・アメリカンへの差別意識とは裏腹に、 どこか影のあるドンのことが放っとけないトニー(ヴィゴ)。
ヴィゴさん、 ずいぶん貫禄がついたけどあい変わらずイイ顔してますね♪

"Merry Christmas."

いっぽう、 乱暴者で行儀の良くないトニーの誠実さや優しさに気づいて、 次第に心を開いていくドン(マハーシャラ)。
この一作で私の中のマハーシャラ・アリの株は急上昇。
こりゃMCU版「ブレイド」が楽しみだ♪

この凸凹コンビが旅の途中で繰り広げるやり取り、 最高じゃないですか♪

"Thank you for the letters."

トニーが一途に愛する妻ドロレスを演じた、 リンダ・カーデリーニの演技も素晴らしい。
"恋愛マスター"の存在に気づきつつも、 夫からのラヴレターを素直に喜ぶところが素敵ですね。

幸運にも"当たり"からスタートを切ることができた2020年、 これからどんな映画に出会えるかなぁ♪

2020ー1
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