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グリーンブックのmocamoviesのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0
これが実話だったとは...
見終わるまで伝記ものだったとは思わなかった。
しかも、脚本がトニー・リップの息子だったとは思わなかった!
いかにも一回観ると何回も観てしまうほど飽きないぐらい
面白くて、素晴らしい演出だった。
人種差別をテーマにした作品かと思いきや、イタリア系アメリカ人種であるトニー・リップが黒人のドクター・シャーリーを身を守った話だった。
でも、人種差別をテーマにしているだけではなく、格差社会にも関連するのだ。
コパでリストラされたトニー・リップは金持ちの上品なピアニストであるドクター・シャーリーに雇われて、車でコンサートツアーすることになった。
確か、目的地12箇所回っていたような。
トニー・リップは中年太りなので、ホットドッグの大食い競争で26個食べた。
トニー・リップとドクター・シャーリーのやり取りが面白い。
いいコンビ(笑)
二人の性格や格差や人種は違っていても、何とか仲良くなれて良かった!!
皆違って皆いい
一番面白かったところは、ケンタッキー州でケンタッキーフライドチキンを買い、車のなかで食べて、窓開けてポイ捨て(-.-)ノ⌒-~するところが面白かった
ジュースまでポイ捨てで、ドクター・シャーリーの顔(笑)
そこまで下品かよ!!
トニーはピザを二つ折りにして、丸めてまるごと食べるぐらいだからな...
でも、何とか仲良くして、他者から虐めを受けているドクター・シャーリーを助けたりもしているぐらいなので、正しく『白人の救世主』なのである。
実話だけれども、ところどころ批判がある。
この作品はいくら実話だけれども、それが事実とは限らない。
トニーが妻への手紙を書くときに、ドクター・シャーリーが詩のように上品ぽい文章で書くことで、妻の愛情が深くなっていく。
でも、トニーの誤字脱字が多すぎだろ
“Dear”(親愛なる)なのに“Deer”(鹿)って(笑)
地味に面白過ぎる🤣
警察官に何回かご無沙汰しているから、またかよーってなった。
他者から変な目で見られたり、虐められたりするけれども、トニーはドクター・シャーリーのことを助けたりしている。
ところどころ、喧嘩することもあるけれども、仲間外れせずに、お互いに助け合ったり、知らない世界を理解しあったりするところが、中々良い友情なのである。
やはり、知らない所を理解することが大切である。
どんな家庭でも、どんな人種でも、どんな社会でも自分にとっては未知な存在だけれども、そういった自分と違う人と会って、互いに尊敬しあい、視野を広めていくのが必要である。
私は車苦手で、車酔いするけれども、トニー・リップやドクターでシャーリーのように、旅をして、色んな場所に出会いたいと思った。
最後はトニーの家族(大家族!?)に歓迎され、より良いクリスマスを過ごしたのが良かったと思った。
でも、クリスマスまで家にたどり着いてとても良かったと思う。
妻がその手紙の正体が明かされていて、えっ!?これで終わり!?ってなった。
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