じゃっく

一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い-のじゃっくのレビュー・感想・評価

3.5
すごいよ、全く逃げてないよ。失う物なんて何もない、真正面から勝負してるんだ。愛を感じる。あぁこの人たち、映画を本気で愛してるんだなぁって。懐かしい匂いの中に漂う《一文字拳》としての個性。めちゃJC映画だしT2だし。なんだかもう、オタク万歳!!!!っていう感じ。

各カットはとても高レベル。最高の武器が揃っているけれど、その使いこなし方がイマイチ。あとは繋げ方の問題だけ。動機づけの弱さは否めず、これに伴うイロジカルな展開、カタルシスの薄さは残念。“足し算”の意味をより深化させた落とし所を見たかった。また、前後の整合性に欠ける部分が見られた点も惜しい。物語としてではなく、映像として。展開に支障はないけれど、少し気になる部分。
でもそんなのどうでもよくなるくらいの尋常じゃない愛と熱量を感じるんだよ。この感覚は実際にシネマロサに行かなきゃわからない。劇場出た瞬間出る言葉は「あぁ楽しかった」しか有り得ないんだよ。

あの小さな舞台で輝いていた役者さんたちを、まさかスクリーンで見られる日が来るなんて。しかもこんな早く。これからも応援し続けます。

とりあえず今日はこのへんで。後々加筆します。
じゃっく

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