14世紀、イングランドのエドワード1世からスコットランドを奪還しロバート1世となるロバート•ザ•ブルースを描く。
中世が舞台なので、ちょいちょいグロいシーンもありますがなかなか迫力のある戦闘シーンです。
イングランド対スコットランドのややこしい関係がわかりにくいかも。
スコットランド側も誰が王様するかで諸侯が揉めてよりによってエドワード1世に仲裁を頼んだがためにめんどくさいことになってた記憶。
本作は後のロバート1世とスコットランド視点で描かれているため、英国史上最悪の王と言われる後のエドワード2世(プリンス・オブ・ウェールズの元となった人)をけちょんけちょんに描いている。エリザベスに署名を迫るシーンは後のエドワード2世が廃位を迫られた件を匂わせてるんですかね?
とにかくスコットランド愛と魂がこもったストーリーとなっている。
先日のチャールズ国王即位のときに出てきた、スクーンの石も本作の時点でイングランドに奪われています。歴史好きにはエッグがちょいちょい🤗
このロバート1世、スコットランドの地の利を活かしたゲリラ戦が必勝パターンだったようですね。立場も結末も違うけど、楠木正成をおもいだしました。(うちの母方の一族は楠公さんに物資を供給する役割を担っていたことを誇りとする農民一族なのでした。)
ロバート1世はスチュワート朝の祖となり、300年後子孫がイングランド王ジェイムズ6世となっている。イングランド史からは表に出にくいだろうけどなかなかドラマチックで偉大な王様でした。
王子様キャラだったクリス・パインもすっかり貫禄がついて王様です。
アーロン・テイラー・ジョンソンはヒゲモジャでも美しいです。血しぶき浴びて鬼の形相でも美しいです。
思いがけず、フローレンス・ピュー二連発となりましたがやっぱりいい女優さんですね。
かなりお風呂入ってない系作品でした。
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