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世界の果てでクッキングのdjangoのレビュー・感想・評価

世界の果てでクッキング(2017年製作の映画)
3.5
ドキュメンタリー。
ガリシア人版美食倶楽部を追っていく。
新メンバーを加えるにあたって、女性を加えるべきか?
レストラン経営者じゃないと駄目なのか?屋台にも優れた料理人がいるがどうするべきか?
そういう話や、料理自体。
さらに、後進の指導まで幅広い。

何を伝えたいのかはわからないが、面白かった。
『Dominion 』という映画を最近観たが、あらためて、あの映画の愚かさを感じたよ。
この映画は、食への感謝に溢れていたよ。
牛だって、あの映画のオーストラリア畜産場みたいに、動物を拘束したり、蹴ったりしない。
放牧して、ミントやカモミールを自由に食べさせているんだ。
繁殖も自由にさせている。
繁殖期には、最低、30分おきにしているらしいが、病気もなく、マッチョらしい。
最下層を見せて、動物を食べるのは間違いだ!!と洗脳するのは卑劣で独善的だ。その手法の方がよほどナチスだ。

この映画に話を戻すと、のどかな映画だった。ガリシアがどこなのかもよくわからんが、ワサビやとびこをタラのソテーに使っていた。日本食のノウハウも取り込まれていたことに驚いた。
日本食が外国の料理を取り込んだのと同じことが知らない国で起こっていたんだ。

日本人が共感しやすいタイプの人達なのはわかった。
協調性を大切にし、食への意識も高い。
食いしん坊向きドキュメンタリー。
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