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いちごの唄のゲルのレビュー・感想・評価

いちごの唄(2019年製作の映画)
3.2
あーちゃん役の石橋静河の満開の笑顔に恋しそうになる。

タイトルが出るまでの序盤、コウタ役の古舘佑太郎の演技がウザすぎて帰りたくなった。
間の取り方がなんだか変だし、表情もあまり良いとは言えない。
喜怒哀楽がはっきりしすぎて、石橋静河の演技との温度差が大きく、アンバランスだなぁと。
彼女の落ち着いた雰囲気がなければ、テレビドラマのコメディーのような随分とにぎやかな作品になっていたと思う。
演技力のある役者が他に岸井ゆきのくらいしかおらず、残念である。
ただ、前半の印象ほど全体は悪くない。
特にファンでもないのに、『ぽあだむ』が流れるシーンで泣けてしまった。

笹飾りやラストのカレンダーなど、なかなか良い演出もあったのだけれど、基本的にセンスはあまり良いとは言えない作品。
園長先生が行きたがっていたカフェ。
あれはカフェというより喫茶店である。
インテリアからして若い人で賑わう感じではない。
話をした後と思われるカットでも、飲み物もケーキもまったく減っていないことにも違和感。
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