NobumitsuNisida

華氏 119のNobumitsuNisidaのネタバレレビュー・内容・結末

華氏 119(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

マイケルムーア監督のドキュメンタリーは、主張も撮り方も一つの型になっているので、特に言うことはないのだけど、やはり報じられてない事を取り上げてくれるので、そこはありがたい。

1オバマ大統領が水質汚染甚だしいミシガンのフリントでのパフォーマンス問題。
日本の公害から何も学ばなかったのかアメリカは。2000年代になってもまだ行政の管理責任不行き届きで公害が発生してたなんて。

2銃乱射事件をきっかけに高校生たちが銃規制を巡って政治運動としてのデモ活動をしたこと。
ニュースをめっきり観なくなったので定かではないが、アメリカではこんな活動起きてますみたいな新聞やニュースは日本で報道されてたのだろうか。
若者のデモ活動って日本ではかなり抑圧されてる気がする。

結論アメリカは今でも政治と密接に関わってる富裕層が幅を利かせてしまっている現実があるのだろう。きっとどこの国も変わらないのだろうけど。

大事なのは「自分がどちらにおもねるか。」「甘い汁吸える方に行くのか、吸えない人たちの側につくのか。」という二項対立のドグマにハマらない思考を身につけることだ。二項対立は分断を産む。

分断を産まないためには、議論、対話が必要。
議論、対話をするには教育。
うん、やっぱり教育やな。

既得権益富裕層にもそうじゃない層両方にとっての最適解は必ずあるはず。
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