サムカワ

華氏 119のサムカワのレビュー・感想・評価

華氏 119(2018年製作の映画)
4.7
「必要なのは安らぎじゃない。行動だ」


他人事じゃありませんね。


お恥ずかしながらマイケル・ムーア作品 初鑑賞です。

以下、かなり稚拙なレビューです。


映し出されることが、ことごとく知らなかったことばかりで、自分がどれだけ無知なんだと痛感させられました。


トランプに関しては多少 本でかじった程度で、こいつァヤバイぞ……と思ったりはしていたのですが、何故大統領に当選したのか、そのあたりは全くわかっていませんでした。


なので、やはりオープニングは凄まじかったですね。
より「なんで当選したんだよ!」という疑問が頭を支配するほど、アメリカでのヒラリー当選間違いなし!の勢い。



民主主義の破綻が恐ろしく、フリントの水の問題なんかも映画でしかみないような政府の、ーハッキリいって"悪行"ーに背筋が凍りました。
完全にやってることはテロですよね。


だからこそムーアの行動力に溜飲が下がるんですよ。放水作戦。


にしても以前から知ってはいましたが、トランプの人種差別、女性蔑視の酷さは、もう言語化できるレベルを超えてますね。
集会で黒人を追い出したり、質問者を退場させたり。


ヒトラーの演説や過去の映画のあるシーンとのオーバーラップで、今 この目の前で起こってる現実が如何に醜悪なものなのか、目を開かされました。



日本での、と言うか僕個人の政治への温度、関心度の低さが恥ずかしくなりました。

あれだけ若者が自分たちの住む国を変えようと動いているのに、僕は自国のことさえ知らんぷりして生きているんだから、どうしようもないですね。


もっと色々勉強してから、また観たいと思いました。


本当に頭の悪いレビューでしたね。
サムカワ

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