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ジョーカーのhighburyのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.6
【アメコミファンじゃなくても一見の価値あり】

DCコミックのヴィラン、『ジョーカー』の誕生秘話。

笑いが止まらなくなる生涯を持ちながらも、純粋にコメディアンになる夢を追うアーサー。
生来の不器用さもあって何もかもうまくいかず、夢に破れ救いのない現実を突きつけられジョーカーへと変貌していく様子は切なく悲しいものがあります。

アーサー自身の望みと彼と同じ立場の人々の望みが重ねって生まれたジョーカー。
富裕層の守護天使としてバットマンが生まれるように、その対極としてジョーカーが生まれたのもゴッサムでは当然かも知れません。

ジョーカーに生まれ変わり、真っ赤なスーツに身を包み軽やかに階段を降りていくシーンは最高だし、ホアキン・フェニックスの熱演は本当に素晴らしい。

アメコミ作品の枠を大きく飛び越えた作品でした。


本作でのトーマス・ウェインはなかなかのクソ。
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