ジョーカーのratatatamのネタバレレビュー・内容・結末

ほんと素晴らしい怪演。一見すると精神病持ちのアーサーが人◯しピエロことジョーカーとなっていき、これが後のバッドマンにも繋がるようなストーリー展開なんだけど、よくよく考えてみるとアーサーの妄想の境界線がわからない。ジョーカーなんて全て彼の心が生み出したキャラクターで、彼の妄想の世界をずっとみていたのかもしれない。みじめな人生を送っているのは親子、養子、虐待のせい、という「悲劇の主人公な自分」を妄想しているだけなのかもしれない。そして、膨れ上がるジョーカーの妄想像をより濃く現実的にしていたのは貧富の格差に苦しむゴッサムシティ市民の不満の熱だったのかもしれない。（それすらもアーサーの理由付けのための妄想かもしれない）。まあ難しい。