このレビューはネタバレを含みます
ダークナイト3部作は鑑賞済み
ヒース・レジャーのジョーカーとはかなり違った雰囲気で、社会的弱者の成れの果てという印象だった。良い意味でアメコミ感は感じなかったので、「バットマンシリーズ分からんし...」という人も問題なく味わえる作品だと思った。
最初から壊れかかっているアーサーがジョーカーになってしまう過程が主な内容だけど、何をやってもうまく行かない感がなかなかつらい、けど味わい深い。色々と「タクシードライバー」感がある。
ホアキン・フェニックスがオスカーを取ったわけだけど、これは取るわという納得感。不気味さと悲哀と壊れゆく様を感じさせる笑いが心に残り続ける。演出&演技勝ち。