るうぶる

ジョーカーのるうぶるのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.5
えーーと…書くことが思い浮かばない。つまらんかったからじゃなくて、お腹と胸がいっぱいすぎての方。
とりあえず、ヒースレジャーとホアキンフェニックスを比べるのは、不毛なのでやりません。
そうだなぁ…感想感想……。
スッゲ。ヤベェ。三日徹夜したくらい疲れた。。。

ってのが、鑑賞直後のレビューです。今は少し落ち着いたので、書き足しますね。
直後はもう抜け殻でしたよ。スッカスカ。劇場の観客の皆さんも、映画が終わって出口に向かうとき、えっ?これって黄泉の入口に向かってんの?ってくらいみんな魂抜かれてた。すごすぎるヤツ観て、口からタマシイ出てた。
飛び出た肩骨、神経質に切り込まれた爪、窪んだ目、剥げ落ちたメイク。コメディな振る舞いも、音楽に乗せたダンスも、笑い声も、、全てが痛々しい。悲しみと絶望、、そこからの覚醒。
ホアキンジョーカーの素晴らしい点は、そのままダークナイトのヒースジョーカーへ一寸の狂いもなく移行していけるところ。見事としか言いようがない。
ゴッサム市民の不平不満をすくい上げ、象徴として君臨した悪のカリスマ、ジョーカー。妄想と現実。正気と狂気。まるでドラックでラリってるかのような錯覚、曖昧な境界線。演出も音楽も演者も、すべて完璧でした。

それにしても、エンディングをどこにもってくるのかと思ってたら、まさか白の世界に落としてくるとは…。もう、参った!!
るうぶる

るうぶる