ジョーカーのKenTakahashiのネタバレレビュー・内容・結末

カミさんと映画館にて鑑賞。
アメリカンコミックを題材とした作品は割と好きな方です。ましてやジョーカーが主人公の映画なら、更にはロバート・デ・ニーロ迄出演となれば文句はありません。
最近のこの手の作品はコミックというよりはかなり文学的になっており、それはそれで楽しめます。ただただ「悪者」というのではなく、心の闇を抱えながら…というのも決して悪くはありません。また、話が進むにつれてだんだん主人公が胸を張っている姿になって行くのも中々の演出でありました。
デ・ニーロの役どころも中々面白く、昔観た「キング オブ コメディ」を思い出しました。
ほんの些細な切っ掛けにより人を狂気に落とす様が何ともジョーカーらしく、真面目にコメディに取り組んで居る時には失笑されている彼がジョーカーを名乗った瞬間に暴徒から喝采を浴びる辺りは何とも切ないものを感じました。