凄いのきたな…。
悲劇なのか喜劇なのか。
少なくとも悲劇ではないと感じた。
ともすればハッピーエンドかとまで。
ナニモノでも無かったアーサーが、ジョーカーになれたという点では。
基本的にアーサーがいないシーンは存在しなくて。彼のことを想う存在はこの作品に出てこないんやから当たり前なんやけど。
でも彼が現れないシーンはほんとに僅かにあって。多分5分にも満たへんそのシーンに凄く意味がある気がした。彼の存在、狂気は群衆の拠り所になった。まさにイエス・キリストがごとく。
にしてもこの悪のカリスマは社会が生み出したよなぁ。医療に福祉に許容性がここまで閉塞すると、破滅的衝動にも駆られるか。
ホアキン・フェニックスの怪演が凄まじい。
これは前評判通り賞レースの中心になるやろなぁ。