ととし

ジョーカーのととしのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.3
辻褄が合ってる👏👏👏

ホアキンがジョーカーを演ると知って期待しかなかったが、誰が観ても納得出来るジョーカーを産んだと感じます(好きかどうかは個人差)
T.フィリップス監督は「ハングオーバー」すら観ておらず🙇それ故にスルー予定でしたが既観友人の勧めもあり、観て本当に良かったです😊
いわゆる他のアメコミ物(MCUとはもちろん他のDCとも)ぽさは皆無ですが、アクションエンタメじゃないのも大丈夫🙆‍♂️という方は是非観てほしいです♫「マンチェスターバイザシー」観るような気持ちで😅
※以下ネタバレ(かそれに近い)お気に入り点〜











・1番良かったのはアーサーがジョーカーに成っていく様と、過去作で見た・持っているイメージ(笑い声や芝居掛かった奇行、立ち居振る舞い全て)どこに着地しても納得するバックボーンがアーサーにあった事を台詞じゃなくて解らせた点👍そこが冒頭の「辻褄が合ってる」という事です😊
・婚外子として育ち精神も病んでるアーサーを助ける立ち位置の存在で、序盤と終盤のケースワーカーと恋心を抱く隣人のシングルマザー(ザジービーツが魅力的✨)3人ともが有色人種(カラード)なのは、弱者がより身近な弱者と助け合わずにはいられない時代・環境を表してるのに、序盤ケースワーカーは無理解。隣人への恋心実らない。終盤自ら拒絶。と、救いが何処にも無い(病の母は元凶)悲しみがまとわり続けた結果がジョーカーを育成(もちろん極めつけは父と想っていたウェインからの拒絶・仕打ち)してしまったことが、悲しくて不愉快で目を背けたくなる気持ちにさせられた。
・音楽が重く重くアーサーの心持ちを表していて「D.ヴィルヌーブ作品ぽいな」と感じてたら音楽のH.グーナドッテイル、チェロ奏者として「メッセージ」に参加してました☺️
・憧れと憎しみの存在としてデニーロが出てますが、アーサー=ホアキンが「ケープフィアー」のマックス=デニーロを彷彿させるルックスで、余計に「理不尽な想いと怒りの象徴」に見えました。
・「スースク」のJ.レトも良かったんだけど①元々の優男ぶり②作品のテイストと作り込んだキャラが合わない。で、出演時間短い上に浮きましたが💦「ダーク〜」のヒース、「バットマン」のジャックに繋がることに違和感の無い、彼らが演ってきたから上がったハードルに応えて超えたホアキンでした👏👏👏👏👏👏👏👏
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