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ジョーカーのツのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

バットマンそのものの事は全く知らないです。
ネットでこれは悪だ!だとか、子供に見せたくない映画だ、というレポが多かったが、悪そのものを描いているような映画では無いと感じた。
むしろ一人のキャラクターの人生というか、「喜劇」や「心の病」や「人間性」がもっと主軸に見える。ジョーカー以外の心情があまり見えない分、深堀りされているアーサーの姿や感情は心にクるものがあった。共感性羞恥が強い人はアーサーが笑っているシーンがキツいはず。

各所に散りばめられた踊っているシーンや太陽光が妙な明るさで印象的。ラストシーンがいかにも人生は喜劇という感じで堪らない。ジョーカーが死なないところが喜劇。
あとはブラックジョークがちらちら入るところが面白かった。人殺しの友人がいる部屋に閉じ込められて扉を開けられない小さい人がふふっとなりました。

個人的には泣ける!とか可哀想…とかいう感想は全くなく、道徳的で群衆の心理とか描いている映画だな~と思いました。
人をバカにする人間はみんな死ぬのである意味爽快です。
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