紛れも無い傑作
予告編で観ていた口に指を入れて笑顔を作るシーン、あのシーンが頭にある事で感情移入してアーサーにライドして行くか、傍観視点でニヤニヤ愉しむか選ばされた気がする。
何が本当か何処から嘘か分からなくともアーサーから目が離せないし目を離させてはくれない絵作りが最高でした、序盤はカラフルな衣装を着ていてもゴッサムの灰色に塗り潰されそうだったアーサーが終盤へ向かうにつれて強く強く彩りを放つ様は何度も観たくなる。
そしてBGMの使い方が上手いと言うか強過ぎる、不安感を誘いながらも何かを期待させるビックリ箱みたいな音楽を全編通して流しまくるのに飽きさせない。
魔法めいた体験をした。
