カルマッソ

十二人の死にたい子どもたちのカルマッソのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キャラクターの個性が良い。密室ゲームではない。謎解きミステリーだった。
人物同士のぶつかり合いがよいよね。
ラストについてヤンキー・ギャル・いじめられっ子は冒頭のやりとりで「もう手遅れ」なのが悲しかったので良かったです。なしつけてハッピーになってくれ…。やる気に満ちてる子は別でやり切るのかもしれないけど、さわやかに終わって良かった。
彼らの後の話とメイコちゃんの話を掘り下げたい。

アンリの思想については悲劇ではあったけどあまりにも極端に過ぎて厨二病的危険思考だな…と思ったのですが見終わってからコミック→小説読んだら、動機がネグレクトによる弟の死・自らの火傷ではなく産まれながらの梅毒キャリアだったので、自身の思想を周りに押し付けるのはとにかく彼女の「死にたい」の重さが跳ね上がる、ここが変更になったのは生の方に方向を持って行くためかしら、と邪推してしまう。