このレビューはネタバレを含みます
「死にたい」という結論は孤独や疎外感、不安から来ると思った。
自分にとって逃げられない抱えている問題は、
人と共有できた時、自分ひとりでは出せない方法を見いだせる。
自分の視野が狭かったことに気付ける。
そういうきっかけとなる出来事として
集団自殺の会を使ったのは面白い。
子供ならではの理由として
イジメ・親がピックアップされた印象。
人の心が動くドラマに仕上がっていたし、
ラストで彼ら彼女らの、
最初と終わったあとの姿を対比していたのは◎
キャスト
いじめられっ子・スターと信者・ファザコン・ビッチ風・マザコンヤンキー・医者の息子主催者・事故った子と兄・吃音・メガネ・真っ黒クロスケ・ハゲ探偵
12人という点が売り。全員の変化ではなかったのは残念。
良かった点
会話・オブジェ(母と子)
靴やタバコ・帽子とマスク・開けられた自動ドア
不可解さがいい塩梅だった。
悪かった点
自殺志願の明確な理由が全員明かされていない点。
探偵能力の高さが無根拠(子供だから間違えて当然)
全員で真相に辿り着くのでは無い点。
参加者を隠蔽する理由が納得感が薄い。