神だの信仰だのって、まったく、盲信者や狂信者ってのは...。そんなんだから悪人に踏みにじられるんだ、と苦々しく思いながら見ていたはずなのに、いつの間にか、この作品の空気と主人公にとても惹かれていた。世界の弟トムホくんに色気を見た。悪魔ってなんだろう、と考えてみる。
ちなみに吹替の話をすれば、櫻井孝宏さんのクソ神父がとても素晴らしかった。神父の底の浅さが露呈した途端、その声すら上っ面で薄っぺらく、空虚に響く音に成り果てる。恐ろしいほどの演技力だった。
また今度、しばらく時間をおいてまた観ようと思う。
