Ayakashd

悪魔はいつもそこにのAyakashdのレビュー・感想・評価

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)
3.3
暗くてじめっとしたトムホランドが戻ってきたwww子供の頃から痛々しい役ばかりだった彼、ここ数年は史上最高にキュートなスパイディを演じるのを楽しんでいたようですが、原点回帰的と言ってもいいのか、暗い作品に復帰。スパイディの可愛さが重なってしまって、勝手に違和感を感じる部分はあるものの、やっぱりトムホランドって巧いんだなと唸らされる作品だった。
暴力は過剰に全部見せすぎないが、印象的に強烈に画面に挿入されて、引くww南部の田舎の停滞感、変わらない景色への倦怠、狭いコミュニティの息苦しさ…語り部の淡々とした変化のない語り口がまた良い。
脇役も素晴らしい。
バッキーも、静かな瞳の美しき暗殺者から、南部の下衆保安官になりさがってて、最高だった。この役、最初クリエヴァだったらしいね?彼が演じるのも見てみたい気もするが、彼だったら凛としすぎてたかもしれない。
ロバート・パティンソンの気持ち悪さはピカイチ。好感度下げに行ってるとしか思えない、The Kingに続きこの作品。いや、わたし的好感度はうなぎ上りですよ。
ジェイソン・クラークも不気味だったねー。あの瞳も狂気だよな。明るい役とかいい人の役ってやってる?あの人。いやはや。
Riley Keoughは最近ほんとによく見るね。巧くて美しい。なんか陰のある眼が好き。
わたしの大好きなヘイリーベネットの登場が短かったのは残念、ミアワコウシカも大変贅沢な使い方であった。
暗くてジメジメっとしててスロウなのに割と目が離せない映画だった。
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