「男が童貞まま30歳を迎えると魔法使いになる」という、夢の様なファンタジーに溢れた作品。
CGやら特殊メイクやらで割とお金が掛かってるっぽいが、殆どそれを感じさせないチープさが丁度いい。
主演の前野朋哉の見事な童貞っぷりや、佐野ひなこの取ってつけた様な可愛さ、あのの「カメ止め」の濱津さんのクソみたいな役回りと、キャスティングも丁度いい。
そして全てを掻っさらう脇役の斎藤工に唖然とさせられる。
全てにおいて何か丁度良い加減の作品。
ヒマな時にボケーっと観るのに最適。
欲を言えば、せっかく魔法使いになったのだからもっと色んなバリエーションの魔法バトルを観たかったが、多分そんな予算は無かったのだろう。