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東京喰種 トーキョーグール【S】のmanamiのレビュー・感想・評価

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双子の合い挽き肉で作ったソーセージ…ってダジャレかよっ!宮沢賢治展開もウケるわ、何なのギャグ映画なの?
いやいやそんなことはなく、今作も重くてグロくて、そこそこ救いがない。
命の価値、命の優劣。自らが生きるために何を犠牲にするのか、それは許される行いなのか、そもそも許されるって、いったい誰に?前作はウジウジグズグズ多めだったカネキが、周囲との関わりを通して成長していく。
「私はたまたま人間に生まれただけ」と語るきみさん、そして彼女と先輩の物語が今作では重要な意味を持つ。
私の中での主人公はトーカ!すったもんだを経て代役となった山本舞香がちゃんとトーカだし、めちゃくちゃかっこいい。あのスタイルの良さでの華麗なアクションは画面映え抜群だねー、惚れるわ。
彼女の同級生を演じる森七菜は続投。今作でも空気読まずにトーカの心をかき乱す。前作でも思ったけどさ、なんで肉じゃがなの?女子高生が友達を心配して差し入れするならクッキーとか、せめてパンとかじゃないかな?原作では何か意味があるのかな、すごく不自然かつ不思議だわ。
窪田正孝も松田翔太も普通に良い。普通に気持ち悪くて普通にかっこいい。「カネキくんが〇〇ながら、カネキくんを〇〇たい」と声を張り上げる月山習を見て大多数の人が思うであろうことを、カネキがちゃんと声に出してツッコむの笑った。

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