Mという名のM

プライベート・ウォーのMという名のMのレビュー・感想・評価

プライベート・ウォー(2018年製作の映画)
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ロザムンドバイクの演技は良かったですね……
命をかけたジャーナリストのメリーコルヴィン。なんでそこまでって思ってしまう。普通仕事で命をかけるってことは、確かに例えではあっても実際命懸けの仕事なんてサラリーマンにはないんじゃないかなぁ……むしろ芸術家のような振舞い、家庭や家族よりも、いや、確かに家族は大切なはず、しかし何故そこまで……って思える。
戦争とは?人の命とは?
昔ね、過激派の残忍な首切り動画を初めて見た時、すごく気持ち悪くなって、いやもう見たくないって思ってたけど、また見たくなって、どんどんハマってしまってあらゆる動画を見まくったことがあるんだけど、人間って、実は本能として人が殺されるシーンとか、頭を吹き飛ばされたり、内蔵が飛び出したり、首を切断されたりすることに対して、何かが脳を刺激してしまうのではないかと思うのですね。まぁそれがPTSDとなったりもするんだけど、メリーコルヴィンもPTSDに悩めされて酒とタバコが映画でもよく見られてましたね。まぁ他者の死を見ることによって自分は生きているという実感を得られるのかもしれないですが……
映画でロザムンドバイクが言ってましたが、「普通の生活に憧れてる」しかし、「何をすればよいのかわからない」って、彼女にとって戦場は、彼女のアイデンティティであって他の何物でもない。なので「何をすればよいのかわからない」ってことなんでしょうね。つまりメリーコルヴィンは芸術家と同じなんですよ。

しかし、戦場で死ねるのなら彼女は本望だったでしょうね。

はい。
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