ミレニアム　ドラゴン・タトゥーの女［完全版］のはちみつ小町のネタバレレビュー・内容・結末

ハリウッド版鑑賞後に、こちらも鑑賞。ハリウッドが「人間の欲」にフォーカスを当てているのと対照的に情緒的な作品だった。事件を引き受ける理由も、「家族と繋がりがあるから」「ハリエットに遊んで貰ったことがあるから」という個人的な理由だったし、リスベットの過去を尋ねて相手の事を知ろうとしていた。ハリウッド版では、リスベットがお金を横領するシ－ンをいくつものカットを重ねているのに、こちらは1シーンのみだった。
欧州とアメリカの良さが比較される本作だが、私は欧州版の方が好きだった。全編・後編と分かれている為、省略されがちなシーンもきちんと描かれており、調査期間が半年である事やハリエットとアニタが親しかったけれど性格は正反対だった事など描かれていた。本作はスウェーデンで大ヒットした小説の映像化だけれど、小説を読んでいない人はこちらの作品を勧める。