トランスマスター

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREYのトランスマスターのレビュー・感想・評価

3.0
♯34 ちっちゃな頃から優等生
気づいたら大人になっていた♪

ゴッサムシティが、舞台。
主人公は、幼少期から、ネグレクトを受けるが、グレずに勉学に励み見事博士号をゲットし、精神科医になる。その職場に診察に来ていた患者のジョーカーと恋に落ちThe Toxic Avengerとなったハーレイ・クイン。
ジョーカーと別れ、後ろ盾を失った彼女とを追う警察や、犯罪組織との攻防。さらにマフィア一家の財宝を巡るドタバタ劇。
後半は、原題となっている
アジア系、ヒスパニック、黒人、イタリア系によるマイノリティ軍団を、結成するストーリー。

◆良い点/注目ポイント
・マーゴット・ロビーの第四の壁を通して語りかけるシーンや大好物のエッグサンドを食べ損なった表情など男女問わず惚れてしまいます。
・ゴッサムシティの女刑事の顔が、完全に大久保佳代子です。とても親近感が、湧きます。
・警察署の証拠品保管庫での、金属バットを発見したシーンや、ピコピコハンマーなど、ファッションだけでなく持ち物もおしゃれです。
・遊園地の『ブービートラップ』というアトラクションを、ぜひ体験したいです。
・スピード感あるローラーゲームのシーンや、カーチェイス、マーゴット・ロビーによく似たスタント・ウーマンによるタクティカル・アクション、不快にならない程度のグロシーンなど様々な要素をバランス良く盛り込んでおり90年代の『チャーリーズ・エンジェル』を思い出しました。

◆改善点
・マクレガー演じるヴィランのサイコパスさが、足りず役不足でした。相棒の皮剥くんの拷問シーンもマイケル・マドセンくらいのインパクトが、欲しいところです。
ヴィランのボスは、ゲイリー・オールドマンとか、(ゴッサムシティを舞台にした映画では、絶対に実現しないけど)マイケル・キートンくらいのキャラだと主人公のキャラに渡り合えると思います。

◆総括
・『スーサイド・スクワッド』を見直さなくてもこの映画単体で楽しめました。
昼間のゴッサムシティを堪能できました。

-2021年 34本目-