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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREYのSGRのレビュー・感想・評価

4.0
ここまで好き勝手に遊んでいるとは…!!!まず長編初の監督にここまで好き勝手やらせて唯一無二のポップ&クレイジーな作品を作り上げたDCに拍手👏
Twitterで『デッドプール』×ガイ・リッチーという意見を見かけたけど、まさしくそんな感じだった。正直番人受けするエンターテイメントとして成立してないけど(というかその気なかったと思う)、やっぱりDCにはこういう独自の世界観を重視した亜流を突き進めて欲しい!

ただヒーロー映画を期待して観ると満足できないかも。正直ヴィランは居なくても成り立つ。。ハーレイ・クインによるハーレイ・クインのための映画。少なくとも女性チームもの映画ではなく、8割ハーレイ・クインの映画なのでタイトルは邦題の方が正しい。とはいえちゃんと『スーサイド・スクワッド』ともちゃんと繋がっていて、ユニバースを拡張している。

アクアマン =DC meets ホラー
シャザム! =DC meets ジュブナイル
ジョーカー=DC meets スコセッシ
ハーレイ・クイン=DC meets クライム(タランティーノ、ガイ・リッチー風)

次のバットマンDC meets 探偵映画との事なのでこの路線を支持します。

あと観る直前に悪役の2人がゲイ設定と指摘されてる噂をたまたま見かけて、確かに言われてみると少なくともユアン・マクレガーのキャラはそうだと思った。(はっきりと名言はされていないけど) 「悪役の描写が短絡的!」という指摘もあるけど、男性性へのコンプレックスがあるからこその振る舞いという設定だと思う。ユアンの出番が少なくて勿体無いけど、そのニュアンスは彼だからこそ伝わってきました。
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