映画館で見たら違うのかもしれませんが、想定を上回る“雰囲気映画”だったので自宅鑑賞した限りでは面白いとは思えませんでした。
SFと見せかけて人間関係が主軸ですが、具体的な描写が少なく鑑賞者の経験や人生観に任せすぎな感じがしました。
が、主人公の境遇と心理には個人的にかなり共感できる部分があって、
「もしかしたら共感と面白さ(満足)は必ずしも両立するものではなく、むしろ負の感情で共感しすぎると作品の印象がマイナスになってしまうこともあるのではないか?共感のみが強い作品はじっくり見返すことであとからジワジワくる長期型作品(謎の表現)の可能性もあるかも?」と今は考えています。
そういう意味では最近見た『ジョーカー』も同様なので、しばらくしたら両方再度鑑賞してみようと思っています。
自分のコンディションでも評価印象が変わってきそうな予感がします。
いつか散らかった棚に青いパッケージが2つ並んでいるかも?なんて。