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ダウントン・アビーのとぽとぽのレビュー・感想・評価

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)
3.5
国王・王妃の訪問宿泊にダウントンは大忙し!ドラマシリーズのファン(だけ)を歓喜させる思わぬ帰還。大前提として僕は歴史モノへの苦手意識がある。本作の懐かしのキャラクター達、馴染みの面子が織り成す職人技的安定のドタバタ劇は、脚本や衣装、聞き慣れた音楽といった素晴らしい要素と共に、恐らく本作を形作る重要な要素。実に愛らしいウエルカムバック。潔いほどに新規ファンを開拓する気などさらさら無さげで、本当の本当にずっと見てくれていた人々に向けられた作り。わざわざ説明なんて要らない。つまり劇場版だからといって何か特別新しいことに挑戦するまでもなく、その高かったクオリティーを維持することで、十分に映画としても通用してしまうという良作。だが、上述した大前提が邪魔をして、本作品を僕の特別にはしないだろう。ファンタジーも苦手だし、ごめんねマギー・スミス(もちろん例外はある)。本作もそうした苦手意識を拭い去ることはなさできなかったけど、それでも一見の価値あるし、一度はドラマの方も最後までちゃんと見たいなと思った。逆に言えば歴史モノ好きからしたら必見。終わったときが最高だ。最後は圧巻、感動。屋敷がある限り語りかけてくる、100年後も

勝手に関連作『ゴスフォード・パーク』
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