犯人の小物ムーブがすごかった。
うっすらずっと嫌な感じが漂う街で、ローカルな権力者とそれにおもねる大人たちが、街の行き止まりっぽさのある嫌な感じを加速させる。
ロリコンの常套句「本当に好きだったんだ」に対して即座に「未成年だぞ」と言えるまっとうなギチョル先生、まずそれだけで信頼に値した。
その場限りのからっぽな謝罪から、どれだけ殴っても矯正されないだろうなという未来が見えて終盤はどんよりした。
マ・ドンソクが扉をブチ破るシーンが好きで、木製の扉がペラペラの紙のように壊されていったり、チェーンがあっさりちぎれたりするのが本当に爽快!
だいたいの扉はあっさりブチ破られるので、セキュリティってなんだろうなという気持ちになる。