退役軍人でPTSDに苦しむ父親と純粋でタフな娘が、社会に適応しようとする中で自分たちの人生に葛藤するヒューマンドラマ。
父娘関係はいたって良好で、娘トムは父親を信頼している。
だが、外の世界に踏み出していくことの必要性や楽しさもゆっくりと感じていく。
退役軍人の苦しみという社会的問題、父と娘の哀切な物語をあえて抑制的な演出で描いている。
2人の葛藤と決断に、切なくも優しい涙が溢れる。
蜂のシーンはかなり印象的であり、2人の心の違いをほのかに感じる。
タイトルがまた切ない。
ベン•フォスターとトーマシン•マッケンジーの演技は素晴らしい。