ゆき

アマンダと僕のゆきのレビュー・感想・評価

アマンダと僕(2018年製作の映画)
4.0
家族のこと。

24歳。姉と姪、好意を寄せる女性と穏やかな日常を送っているダヴィッド。しかし、悲劇は突然訪れた。

もっと悲劇惨劇の哀愁漂う物語かと思って覚悟していたけど、真逆でした。
判断はできるけれど、決断はできない7歳という年齢のアマンダ。
断片的ながら彼女の葛藤を見守り、叔父から親権者と立場が変わるダヴィッドの心情を体感する。
共感というよりは実感する展開。
居ることが当たり前な存在を突如失って、遺されたものを尊ぶアマンダの目が印象的で忘れられない。
レナとアマンダの交流は直接的には見ていないけれど、その先も続いて欲しい。
2018年のTIFFで見逃していた一作なので満足の時間でした。
ダヴィッドと自転車並走するシーンがOP.EDで生きていて素敵。
ゆき

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