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氷の季節のkazzのレビュー・感想・評価

氷の季節(2018年製作の映画)
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重厚的に折り重なったこの分厚いストーリーが100分弱の尺に収まっているということがとにかく素晴らしい。丁寧な省略で積み重ねられた過不足のないシーン一つ一つが美しく、情報も多いのにその全てを説明せずに描いている手腕の確かに脱帽。

鏡のようなあまりの普遍性に心底滅入ったが抗いようもなく傑作。世界中どこの映画祭に出したって賞獲るに違いない本作を、引っ張ってきてくださった矢田部さんに感謝。
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