ぶちょおファンク

メランコリックのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

メランコリック(2018年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★1.5 中盤★1.5 終盤★1

劇場公開時からクリップしてた作品。

良い点
◯“いのちの洗濯”とも言われたりもする銭湯が殺しとその始末に都合のいい場所として使われたり、対極な登場人物らの対比の構成は興味深い。
◯アクション、殺陣はなかなか目を見張るものはある。

残念な点
●インディーズ感が魅力なんだろうけどまったく魅了されず、そろそろ面白くなるだろう…と期待して観てましたが終始退屈でしかなかった。
●キャラの掘り下げが不十分で物語に入っていけない。
例えば主人公と銭湯でバッタリ再会する同級生の彼女、高校時代から彼のことを好きだったのは分かったけど、“勉強はできても冴えない彼”になぜ惚れたのか?が一切読み取れず。
ただ好きになったから?好きになるのに理由はない!と言われればそれまでですが…。

☆総評
ヤングなんたらの青年誌漫画っぽい展開、闇社会に首を突っ込んで最後にあんなことまでしてタダで済むはずもなく(警察も含め)、その絵に描いたような“めでたしめでたし”に至るまでの脚本の巧さも説得力も感じずイマイチ。

こういうオチともっともらしい台詞で“ほっこり”とか自分はしないし、“いのちを殺(あや)める”という行為を軽んじているだけのようなノリと展開からの表面的ハッピーエンドは評価出来ない。
(エンタメなんでそういう作品は勿論あっても良いが今作を面白いと自分は思えなかった)


2021年59本目(+短編4本)