淡々と話がすすむ緩さや日常とそれに反する非日常が微妙なバランスで表現されている不思議な魅力のある作品でした。
ストーリーは、名門大学を卒業した主人公が挫折してフラフラしているときに、銭湯でのバイトを始めることによって変化が訪れます。その銭湯では殺し屋が後処理をする場所として使用されており、主人公はその手伝いをすることになり、だんだんと事件に巻き込まれていきます。
この話の魅力は、設定が異常なのに主人公が割とやり甲斐をみつけたり、恋をしたりという緩さにあると思います。もちろん、話の展開でだんだんと厳しい展開にもなりますが、それに伴い主人公も成長していき、観る側も応援したくなってしまいます。
また、役者さんも有名な人がいないことによって、よりどこにでもあるような話で魅力があります。
ただ、淡々とした展開なので好みは分かれるかなとは思います。
あまり、激しい展開やサスペンスやアクション映画のような展開を求める方には物足りないかもしれません。割と日常系のアニメとかゆるい漫画が好きな人の方が楽しめるかもしれません。
