まいあみ

メランコリックのまいあみのネタバレレビュー・内容・結末

メランコリック(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

主人公、人との関わりが少ない故の変わり者感が滲み出てますね〜。
気持ちが態度に出過ぎるし、初めて死体の処理をした後に罪悪感とかの描写が皆無で、特別手当で浮かれてるのが倫理観の欠如を表しているというか…。

視野や交友関係が狭い故の、思い込みの激しさや執着の強さが…。
松本くんの方が銭湯のおじさんに見込まれているのでは、てなって
人殺しが云々なんてことよりも「何で向こうが、俺の方が…」ていうカッとなるのも、性格が出てますね。

こんなことに巻き込まれて、逃げたいなら依頼主を消すしかそりゃ方法無いよな〜…。
黒幕彼女か〜?とか思いましたが、全然違ってシンプルでしたね。
そりゃあどんどん巻き込まれていきますよね。気付いたらもう取り返しがつかない所に居る…あらゆる犯罪で起こり得ることなんでしょうね。

何だろう、すごい淡々とした映画だけれども評価高いの分かります。イラつくシーンが少ないと言うか、無駄が無いですよね。

役者さんも皆自然体でハマってますね。
和彦の両親、銭湯で働く息子が仕事で朝帰りしまくったり、銃で撃たれた同僚連れて来ても問い詰めないのがすごい。笑

和彦のお母さんは多分看護師かな?とか、この後ヨリ戻さないのかな?とか、松本君も普通の暮らしを手に入れるのかな?とか勝手に想像しときます。